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すごくどうでもよろしいこと

地上げ!どうもしょうくんです。相も変わらず全く更新というものが行われないままに、一月がもうすぐ終わりそうです。書き手が三人も控えているとは思えない体たらくです。そんな現状を憂う、不肖しょうくんが更新をするために立ち上がった!というのはいつも通り嘘で、ただの現実逃避です。すいません。


下記の文章は、実は一週間ほど前に「今年はブログの更新頻度をあげるぞ!」という決意のもとに書いたものなのですが、面白くない上に他人のプライバシーの権利を著しく侵害するものであるので、保存するだけ保存して実際載せることは渋っていました。でも、現実逃避のしすぎにより全く脳が働かず、まともな文章が思いつかない上、指がしたたか震えてタイピングが困難なので、お茶を濁す意味で載せてしまいたいと思います。微妙に恥ずかしいのですが、恥部を露出するよりは恥ずかしくないので、ギリギリ大丈夫です(手ブラまでならOKみたいなノリ)。


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僕の高校時代のクラスメートにO君という人がいる。以前幾度と無くこのブログやポッドキャストに登場しており、そこでは実名も出てしまっているのだが、一応のため、というより申し訳程度に、ここではプライバシー保護のためにO君としておくことにする。別に過去ログは直していないので、気になる人は掘り起こしていただければ、そのうち該当人物に出くわすことになる。ただ、そんな暇人はごく稀だろうし、たとえ名前を知ったところでどうなることでもないので、僕は一切気にしないで行こうと思う。「個人情報はおもちゃである」これは、某バンドの某けんごさんが言い放った名言であるが、トットちゃんとしても基本的にはこのスタンスで活動をしていく所存なので、このブログやトットキャストに垣間見える個人情報をおもちゃにしたい方は、適宜ご自由にどうぞ。


なお、この記事を書くにあたり、O君には全く許可をとっていない。そこで、もしもこれを見ていて、この記事に不快感を覚えたのなら、O君には一刻も早い削除依頼を発していただくようお願いしたい。このブログは見ているかもしれないが、頻繁に連絡をとるようなことはしていない、それが僕とO君の今も昔も変わらない微妙な関係性だ。


それでこのO君、クラスで有数のうつけものであった。ここでいう「うつけ」つまり「バカ」とは成績・日常の行動の両面を勘案して主観的に僕が格付けしたものである。彼の他のバカと言えば、まず間違いなく僕と元気くんが名を連ねることとなる。つまり、クラスのバカものスリートップは、僕、元気くん、O君ということになる。これは以前にもブログに書いたことである。


この三人の優劣を決めるのは難しい。元気くんからすれば、「あの二人と一緒にされては困る」と思っていると思うが、実際、三人の間に差はほとんど無い。しかも、元気くんとO君の間には共通点もある。それは、自分の身、ともすれば人生を犠牲にしてまでも皆さんに笑いを提供するということである。元気くんに関して言えば、以前書いた、「日本史最勝王」への書き込みなどがそれに当たるわけだが、O君の場合、人生の岐路と言っても差し支えない大学入試センター試験において、生きたネタを提供してくれたのである。驚くべきことである。滅私奉公を地で行く男だ。これから書く話は、以前のトットキャストで話したことのあるネタではあるが、更新間隔をあまり空けないために書こうと思う。既出ネタなんていらねぇという方は、うん、ホントごめん。


その日、僕たちはセンター試験の自己採点をするという目的で学校に集められ、黙々と作業をこなしていた。僕としては、自己採点などしなくてもろくな大学に入れないことはわかっていたのだが、学校側から課せられた義務であったし、万が一の奇跡にかけて希望を捨てずに作業に集中した。得点は概ね予想通りで、英語がいつも以上にまずい点数な以外は僕の期待を裏切ってくれたものはなかった。


「とうとう来たか・・・」僕は陰鬱な気持ちで「数学」と書かれた問題用紙を開いた。僕はとにかく数学が嫌いだったのだ。しかし、そんな気持ちとは裏腹に、目は解答と問題集をしきりに往復し、手は正確に成否の判定を下していた。やはり、心のどこかにありえない奇跡を信じる自分が巣食っていたのだろう。


作業が全て終わったとき、僕は愕然とした。「数え間違いじゃ・・・ないの・・・か?」しかし、何度数えても、ましてや何度念じても、「数ⅠA:37点 数ⅡB:27点 合計:64点/200点」という現実は覆しようもなかった。とてもじゃないが、正気の沙汰で取れる点数じゃない。くるっとる。


ひとしきり愕然とした後、僕の顔から笑みがこぼれた。どういう心理だったのかは覚えていない。とにかく、一度こぼれた笑いはせき止めようも無く、ついにそれは大爆笑に変わった。そして、次の瞬間には、「元気く~ん、僕数学でこんな点数取っちゃったでブー」と嬉々として伝えていた。


それを聞いて元気くんも大爆笑していた。しかし、「で、お前は何点?」と聞くと、彼は僕よりももっと悪い点数であるということが判明した。今思うと、何で自分より点数の悪い奴に大爆笑されたのかわからないが、それよりも、僕は仲間が居たことに深く安堵した。そして、バカ同士、お互いの健闘とバカさ加減をたたえ合い、クラス中が多少ピリピリとした雰囲気を醸し出す中で嘲り笑い合った。さすがバカ仲間だ―。あ、バカといえばO君、彼はどうなったかな。


彼の自己採点を見ると、そこに惨状があった。中でも数学の点数が衝撃的で、「数ⅠA:5点 数ⅡB:7点 合計:12点/200点」となっていた。5点、7点、12点。僕は、上には上、いや下には下が居るものだと思い知らされた。得点率にして、わずか6%である。スパロボでこの命中率だったら、まず攻撃は命中しない。「必中」を使うべきだ。


僕は、O君に対して感謝と尊敬の念がこみ上げてきた。まさに滅私奉公。そこまでしてみんなに笑われることを選ぶなんて・・・。5点、7点、12点。ごてんななてんじゅうにてん。何だか語呂もいい。ごてんななてんじゅうにてん。


この時のことは、今でもたまに思い出すのだが、先日、「なぜ『ごてんななてんじゅうにてん』は語呂がいいと感じるのだろう」と考えを巡らせていた。だって、もう四年も経つのに、自分のものならいざ知らず、他人のテストの点数を覚えているなんて、少し異常だ。この原因は、きっと「ごてんななてんじゅうにてん」の内包する、謎の語呂の良さに起因しているに違いない。小一時間ほど考え続けて、僕は恐るべきことを発見した。


「ごてんななてんじゅうにてん」の文字数は、日本人古来からの文化「俳句」の定型「5・7・5」の真ん中から下「7・5」と一致するのである。この事実を発見した時、僕は突然冷や水をかけられたような衝撃と寒気に襲われた。そして、O君に対する認識を改めなければならないと知った。彼はただ自虐だけで人を笑わせていたのではない。細かいところに日本人の美的本能へ訴えかけるような隠し味をしこんでいたのである。だからこそ、彼の残した功績は、四年経った今でも僕の心の中に風化することなく存在しているのだ。日本人としてのDNAを、深く感じ取った瞬間だった。策を巡らすこと、『三国志』の諸葛孔明と並び称されてもおかしくはない逸材である。


四年越しでこの事実を発見した今、僕ができることは、O君が身を賭して残してくれた、「5点、7点、12点」を俳句として活用することに他ならない。それが、あの時嘲笑を向けてしまった彼にできる、僕の唯一のおわびだ。誠に僭越ながら、ここで数句詠ませていただきたい。


雪景色 5点7点 12点


寒風や 5点7点 12点


ツル発ちぬ 5点7点 12点


竹のびぬ 5点7点 12点


あのバカは 5点7点 12点


お粗末さまでした


さんざバカにしてはいるけど、センターの英語であいつに負けたことはいい思い出です。僕も人のこと言えません。ごめんね、小原君。


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